１２月７日（土）
補習校２８回目の授業日です。先週は日本人学校50周年記念式典＆音読発表会を実施しました。たくさんのお客さんをお招きしての音読発表となりましたが、堂々と発表する皆さんの姿には本当に感動しました。こんなに素晴らしい発表ができるんだから、普段の授業ももっともっと頑張れるはず！後期の皆さんの頑張りと成長に期待します。
さて、例年であれば１２月最初の全校朝会で「全校文集」の表紙で使用する全校写真を撮影するところですが、本年度は９月に撮影した「５０」の人文字を表紙に使うことになり、今回の全校朝会は実施しませんでした。その分、各教室で音読発表会の振り返りをするとともに、記念式典で理事会からいただいたクリアファイルを皆さんに配りました。子どもたちはみんな大喜び！補習校に通っているいい思い出になりますね。大切に使ってくださいね。
4年生の国語では「友情のかべ新聞」という教材を勉強しています。思春期を迎える子どもたちの揺れ動く友情について書かれている物語ですが、本年度から初めて教科書に登場した物語です。子どもたちもちょうどこの教科書に登場する人物と同じ時期のためか、「そういうこと、あるある」と共感しながら読み深めていくことができる教材です。子どもたちも場面ごとの二人の行動を確認しながら、真の友情とはなんだろうか・・・と考えを深めていたようです。
放課後は、全日の中山先生による理科の特別授業です。25名の希望者に向け、中1の単元である「種子植物の仲間」にあたる教材を下の学年の子でもわかるようにと、映像等を使いながら丁寧に教えてくださいました。また授業の後半には、グライダーのモデルとなった「アルソミトラ」の種を実際に作ってみて、玄関ロビーに落としてみるといった体験もさせてもらいました。羽根の角度等がピタッとはまった種は、本当にグライダーのようにすぅ～～っと飛んでいき、その都度、「おっ～」と歓声が上がっていました。映像等で学んだことを実際に体験することで学びが実感でき、子どもたちも大喜び。とともに、自然の素晴らしさも改めて感じることができる授業でした。中山先生、本当にありがとうございました。
１２月１４日（土）
補習校２９回目の授業日、２０２４年も残り２回となりました。つい最近もあるクラスで「有終の美」の話をしたのですが、１年の最後だからこそきちんと締めくくりたいですよね。音読発表会や周年記念行事も終わったので、しっかりと落ち着いてしっかり勉強に取り組んでほしいと思います。
さて、ベゴニアにも書いていますが、この日の２時間目は全日の数学を担当している吉野先生が、補習校中学部３年生の数学「相似」の授業をしてくださいました。導入では紀元前、ピラミッドの高さを相似を利用して測ったギリシアの学者であるタレスを例に出し、いかに生活の中に数学が役に立つのかという話をしてくださいました。この話を聞いたからなのかこの1時間、目をキラキラさせながら話を聞いていたのがとても印象的でした。
また中３の授業後に各クラスを回っていたのですが、小学部３年では突然の質問攻めに・・・「どうして数学の先生になろうと思ったのですか？」等の質問に一生懸命答えてくださっていました。吉野先生、ありがとうございました。
音読発表会は終わっても、補習校では毎日のように音読に取り組んでいます。しっかり声に出しながら教科書を読む練習に取り組むのは、ベルギーでも日本でも変わりありません。1年生では「たぬきの糸車」の教材を、それぞれのクラスで練習し、お互いに発表を聞きながら感想を言い合っていました。「〇〇君の言い方がとても気持ちがこもっていて良かったです」「声が大きくてよく聞こえました」こうやって友達の発表からいろいろと学んでいるんですね。
さて、１７日の午後、玄関ホールにて「チーム補習校クリスマスコンサート」を行いました。補習校の先生方の中には、音楽を専門にされている方も多く、今回もたくさんの先生方がこの企画に協力してくださいました。オープニングの1曲目はお茶らけてしまいましたが、その後の演奏はまさに素晴らしいものばかり・・・私（校長）も司会をしながら、ついうっとりと聞きほれてしまうほどでした。わずか40分のコンサートでしたが、本当に楽しいひとときを共有することができてよかったです。今回、とてもたくさんの方が最後まで残ってコンサートを楽しんでくれたようで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。少し早いですが、メリークリスマス！
１２月２１日（土）
補習校３０回目の授業日、２０２４年最後の授業日となりました。２学期制のため、終業式は実施しませんが、全校朝会で話をしています。
まずはちょうど本日が冬至を迎えたため、冬至とは何か、また日本ではこの日にどんなことをするのかといったことを伝えました。また、その後に1年の振り返りをしながら話をしています。特につい先日行った音読発表会の様子を見て、改めて子どもたちの「やればできる」パワーを感じたとともに、「やらないとできない」からこそ、何事もしっかり努力しようということを伝えました。
冬休みが明けた１月１１日からは「校長先生の漢字テスト」も予定されています。この漢字テストも、やはり練習していなかったらいい点数が取れるわけがありません。「やればできる」ことが実感できた今こそ、しっかりやりましょう！という話をしています。ぜひおうちでも休み期間中に少しでもいいので、漢字の練習や読書等に取り組ませてください。
今日は小学部1年生が、中学部3年生へ本の読み聞かせへと出かけていました。中3の皆さんは、年が明けた1月25日に、朝の読み聞かせをしてくれる予定です。この日は逆に小1の子たちが「たぬきの糸車」をお兄ちゃんやお姉ちゃんたちに聞かせてくれました。絵を見せながら、上手に読み聞かせができていましたよ。中3の皆さんも温かいまなざしで、一生懸命聞いてくれました。
小学部６年生は「鳥獣戯画」の勉強中です。先生がわかりやすい解説の動画を探してくれたおかげで、難しい文章もスラスラと入ってきた様子です。日本はマンガやアニメが世界的に有名ですが、そのマンガの「祖」と言われるこの話、子どもたちも興味を持って動画に入り込んでいたようです。ウサギやカエルが何を表しているのか、などもわかってくるとますますこの話が面白くなってくると思います。しっかり勉強してくださいね。
さて、長期休み前なので、今日はいつもよりたくさんの本を借りることができます。混雑を避けるために、クラスを分けながら今日は図書室に行っていました。たくさんの本を目をキラキラ輝かせながら選んでいた姿が印象的でした。休み期間中も読書や漢字練習などをしっかりして、1月に会えることを楽しみにしています。
２０２４年も補習校の教育活動のご理解・ご協力いただきありがとうございました。次の授業日は１月１１日、またこの日は「お正月デー」ということで、お正月遊びや書き初め大会が予定されています。楽しみですね。それでは皆様、よいお年をお迎えください。
