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diary

6月1日(土)

 

 6月に入りました。本年度8回目の授業日です。今日は朝から子どもたちも何だかそわそわしていて落ち着かない様子・・・。というのも、今日は楽しみにしていた「スポーツデー」、朝から雨もちらつき天気も良くないのですが、ベルギーの雨はそんなに強く降ることもなく、またスポーツデーは今までに中止したことがないという話も聞いていますので、10時には決行することを決めました。子どもたちも決行の結果を聞いたときには安心したようです。とにかく競技中に雨だけは降らないよう祈るのみです。ということで今日はスポーツデーに向けた最後の練習日。いつもよりも気合の入った練習に取り組んでいたようです。

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 さて、たとえ昼からスポーツデーがあろうとも、勉強にはしっかり取り組むのが補習校です。どのクラスもしっかり学習していましたが、小学部2年生は、国語の合同学習に取り組んでいるところでした。単元名は「かんさつ名人になろう」。先生たちが準備してくれたパプリカやナスなどを細かく観察しながら、その様子を文章で表現します。意識をしていなかったらつい見逃してしまうような野菜の特徴も、今日は一生懸命観察していました。子どもたちも実物が目の前にあるとテンションもあがるみたいですね。目をキラキラさせながら勉強に取り組んでいましたよ。

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 さて、11時くらいから雨もやみ、スポーツ委員さんや親父の会の皆さんが、てきぱきとあっという間に準備をしてくださいました。その手際の良さにびっくり!

 昼食は多くの方が体育館でとられていたようです。コロナ後の日本では、運動会も午前中になった学校も多く、家族そろって昼食をとる場面はなかなか少なくなったのですが、この日の体育館は古き良き日本を見ている感じでとてもステキでした。

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 さあ、いよいよスポーツデーの始まりです。

 たくさんの保護者の皆さんや来賓の皆さんに応援されて、いつも以上に張り切って協議に参加していました。特に「台風の目」は、私もずっと見てきたのですが、コツをつかんだのかやればやるほど上手になってきてて、本番ではすごいスピードの台風が通り過ぎていきました。中には早すぎて吹き飛ばされる子もいてハラハラドキドキでした。また、競技の最後を飾ったリレーはこれまた迫力十分、特に中学部の走りはさすが!の一言。本当に見事な走りっぷりでした。

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 スポーツデーの最後は得点発表!赤白共に良く頑張っていましたが、スポーツの世界で勝ち負けがついてしまうのは仕方ありません。今回は白組が勝ったということですが、勝ち負け以上に閉会式で話したように、友達を一生懸命応援する皆さんの姿はとてもかっこよかったです。

​ 最後はこのイベントのためにずいぶん前から準備をしてくださった保護者の皆さんに大きな声でお礼を伝えました。スポーツ委員さんをはじめとする保護者の皆様、本当にありがとうございました。

6月8日(土)

 

 本年度9回目の授業日です。先週はスポーツデー、お疲れさまでした。今日の朝は「読み聞かせ」、本年度初の試みとなりますが、担任の先生以外の先生による読み聞かせを行いました。どの先生がくるのか聞いていなかった子どもたちは、朝からワクワクドキドキ・・・始業式の担任発表を待ち構えているようなワクワク感があったようです。また普段と違う先生だったので緊張感もあったのか、いつもよりもしっかり集中して、読み聞かせに参加していたようです。また先生方からも、今まで担当したことがない学年の様子を見ることで勉強になると共に、以前担当した子のう~んと成長した様子なども見ることができ、とても貴重な体験となったようでした。次の読み聞かせは11月23日、この日は中学部の子どもたちに小学部の子どもたちのところへ行って、子どもたち同士の読み聞かせを行う予定です。これまた中学部の子どもたちがどのような読み聞かせをしてくれるのか今から楽しみです。

​ また、この日、小学部2年生で読み聞かせを行った「ぐるぐる回る回文ニュース」ですが、この本の作者であるせとちとせさんが補習校図書委員の松本さんのご親戚にあたるということで、この本をサイン入りで寄贈してくださいました。今後、学校の図書室に置いておきますので、ぜひ読んでみてください。

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 さて、中学部1年生の国語、「ちょっと立ち止まって」という単元では、目の錯覚による題材を扱いながら、ものの見方や新たな発見の喜びについて学んでいるところでした。私も「ちょっと立ち止まって」授業を見ていましたが、一枚の絵でも見方を変えると全く違うものになってしまいます。逆に脳が一度見方を変えてしまうと、次はもうそうにしか見えず困ってしまうということもあるようです。人間の脳って本当にすごいんだなってあらためて感じました。子どもたちも新たな見方による驚きがたくさんあって、楽しそうでした。

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 また、この日は午前中は日本人会主催の「護身術教室」、昼からは補習校主催の「補習校漢字検定」がありました。両方ともに15名に満たないくらいの参加者でしたが、どちらも参加されている方は一生懸命でしたよ。特に漢字検定は、1点でも多くとろうと、最後まで一生懸命頑張っていました。合格は80点、合格した人には、次の授業日に合格証を渡す予定です。何点取れたのか楽しみに待っていてくださいね。

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6月15日(土)

 

 本年度10回目の授業日、夏休みがちょっとずつ近づいてきて、子どもたちもほんの少しワクワクしているような気がします。いい夏休みを迎えるためにも、残り少ない日々、しっかり勉強をしましょう!

 さて、今日の2時間目には「避難訓練」を実施しました。昨年度は不審者が校舎に侵入したことを想定し、「セーフティールーム」に逃げる練習でしたが、本年度は通常の火災による避難訓練です。家庭科室から出火した場合、どのように逃げればいいのかの確認を行いました。また、「お・か・し・も」の話をして、避難した場合には、絶対に「おさない・かけない・しゃべらない・もどらない」の確認を行いました。子どもたちは真剣に話を聞いてくれていたようです。ただそこでも話をしましたが、何かあったときに、自分の命を守ることができるのは自分だけです。様々なきまりにとらわれず臨機応変に、命を守るにはどのような行動をとるべきか、正しい判断のもと動くようにとの話をしています。真ぁ、何よりも、このような訓練が役に立たないのが一番いいのですが・・・

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 中3の国語では、よくみんなで様々な問題について語り合う場面をよく見かけます。社会問題となっている大きな話題を扱っているため、ここで答えが出ることはなかなか難しいのですが、子どもたちなりに考えを深め、またこれからどのような社会を作っていけばいいのかを考える良いきっかけになっている気がします。この日にスピーチをした二人は、「原子力発電の必要性について」と「どうして戦争がこの世からなくならないのか」といったテーマについて話をしてくれました。二人とも身近なところから世界的な問題まで発展させ、今後どのような世の中にすべきかといった話までしてくれて、非常に頼もしさを感じました。今の日本の政治家に聞かせてあげたい、と思いながら聞いていました。こういった討論を繰り返しながら、子どもたちの思考力や表現力が高まっていくのでしょうね。次回の中3のスピーチも、楽しみにしています。

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 さて、校舎を回っていると、様々な補習校の掲示物にも目がいきます。今回は小4の「アップとルーズについて」と小5の「俳句コンテスト」について掲示してありました。また全日の子どもたちも、図工の作品を中心に、たくさん掲示してあるようです。このような掲示物から学ぶこともたくさんあります。どうぞ校舎に来られた際には、子どもたちの作品もたくさん見てあげてくださいね。

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6月22日(土)

 

 本年度11回目の授業日です。あと2週間で夏休みが始まりますが、補習校は宿題もたくさん出ますので、少しでも自分の力で宿題を進めることができるよう、前期前半の最後の勉強をしっかり頑張ってほしいと思います。

 さてブラッセル日本人学校は、全日制と補習校が同じ校舎を使用する世界でも珍しい学校です。しかし学習する日が違うためかその交流はなかなかできていません。顔を合わせるとしたら秋に実施される「マロニエ祭」くらいなのですが、今回小学部6年生のクラスでは、ビデオを使った交流が始まりました。朝のわずかな時間を使って、補習校のみんなで全日から送られてきたビデオレターを見ていました。同じ校舎の同じ教室、そして今自分が座っているこの机に、みんなが座ってメッセージを伝えてくれている・・・なんだか不思議な感じのレターに、子どもたちも大喜びしていたようです。さらに教室の後ろには、全日の子どもたちがつくってくれたクイズまで貼ってありました。今後、交流が深まっていきそうでワクワクします。

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 さて、小学部2年生の算数では「水のかさをはかってあらわそう」という勉強をしていました。実際に1㎗のマスを使いながら、水筒にいくらくらいの水が入るのか、またこの1㎗が何杯で1ℓになるのか、といった勉強を体験していました。小学校低学年の算数では実際に自分で体験させ、その体験を通して実感させていく、といった操作活動を通した学びを大切にしています。ただ補習校は年間40日しか学校がないため、なかなかそのような時間を確保することが難しい状態です。しかしそのような中でも、カリキュラムに軽重をつけながら、今回のような操作活動には時間を取り、思いっきり体験させ、そこから学ばせるように考えています。子どもたちも、1㎗ってどのくらいなのか、またこれが10杯で1ℓになるのか、というのが実感できたように思います。

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 さて、小学部4年生の国語では「新聞を作ろう」という単元を学んでいました。実際にこの学校に送られてくる子ども新聞を参考にしながら、見やすくするには、また情報を正しく伝えるにはどのような工夫があるのかを話し合っていました。この学びを生かし、次は自分なりの新聞つくりに挑戦します。どのような新聞が出来上がるのか楽しみです。

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6月29日(土)

 

 本年度12回目の授業日、すでに現地校では夏休みに入った地域もあるようで、各クラスともちょっとずつ欠席者も出ているようです。なんとか年間40日の授業日を、全員が出席できるように設定しているつもりですが、夏休みの時期がずれているためなかなかうまくいきません。せめて夏休みの時期くらい、国で統一してくれればいいのに・・・

 さて、もうすぐ7月。日本では梅雨&七夕の時期になります。ベルギーでもここ最近、雨が続いていたためか、大きなてるてる坊主が飾られました。七夕に向けて笹も準備したので、子どもたちも願い事をたくさん書いています。次回の授業日には、各階に笹を飾りますので、どのような願い事を書いているのかぜひ見てください。

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 さて、ベゴニアにも詳しく書いていますが、本校では「補習校型チームティーチング」ということで、学年で合同の活動を組んだり、T2の先生方に入ってもらったりしながら、複数の目で子どもたちを見るように取り組んでいます。学年合同で活動をした場合、普段は教室で見せないようなしっかりした態度で授業に参加する、なんていい効果も見られています。今回は5年生で合同の算数、2年生と6年生で合同の国語、1年の音読を2年生が聞く・・・といった学年の枠を超えた活動も見られていました。40日しかない授業日数ですので、なかなか他の学年との交流も難しいのですが、いろいろな工夫をしながら取り組んでいます。

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 小3の国語では「1コマトレーニング」を実施しています。自分で見た様々な出来事を、主語や述語などを意識しながら文章に表そうというトレーニングです。私も以前、得意の座布団回しをしたことがあったのですが、そのことについても詳しく書いてくれました。今回は幸龍君がお父さんと一緒にコンテンポラリーダンス(体を使った表現活動)を見せてくれました。子どもたちもその大技の連続にびっくり!きっとその衝撃が、豊かな表現へとつながってくれるのでしょう。どのような文章で表現してくれるか楽しみにしています。

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 さて、来週はいよいよ夏休み前最後の授業となります。放課後には、体育館で日本人会主催の「落語ワークショップ」も予定されています。ステキな夏休みにするためにも、最後の1日をしっかり頑張っていきましょう!

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